CHECK POINT②
鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮は、もとは1063（康平６）年に源頼義が平忠常を打ち取れたことを喜び京都の石清水八幡宮の分霊をひそかに勧請(※1)し由比ガ浜辺り（現在、由比若宮のある場所）にお祀りした鶴岡宮にはじまります。
創建：寿永元年（1182年）、北条政子が源氏の勝利と平家滅亡を祈願し、源氏池を造成した際に建立。
社名の由来：「旗上」は、源氏の旗揚げにちなむ。承久の乱（1221年）で北条政子が御家人を集めて戦勝祈願したことにも由来。
廃絶と再興：明治初年の神仏分離令で廃仏毀釈により撤去 → 昭和31年（1956年）再建 → 昭和55年（1980年）鶴岡八幡宮創建800年記念で文政年間の古図に基づき復元。
アクセス
所在地：神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
アクセス：JR鎌倉駅東口から徒歩約10分
拝観情報
参拝時間：6:00～20:00
（社務所受付8:30～16:30）
拝観料：なし
1. 鶴岡八幡宮【旗上弁財天】
鶴岡八幡宮の境内にある 旗上弁財天社（はたあげべんざいてんしゃ） は、鎌倉・江の島七福神の一つ「弁財天」を祀る社で、歴史・ご利益・見どころともに非常に魅力的なスポットです。
2. 旗上弁財天社とは
由来
源氏の旗揚げにちなみ、源氏池の中島に建立された社。北条政子が源氏の勝利を祈願したことにも関係します。
御祭神
宗像三女神（多紀理毘売命・市寸嶋比売命・多岐都比売命）。市寸嶋比売命は弁財天と同一視されます。
歴史
創建は1182年頃。明治の神仏分離で一度廃絶しましたが、昭和に再建されました
3. 旗上弁財天社の特徴
源氏池の朱塗り社殿
赤橋を渡った先にあり、春は桜、夏は蓮、秋は紅葉と四季折々の景観が楽しめます。
政子石（姫石）
北条政子が安産祈願した石で、縁結び・子宝のパワースポット。
4. ご利益
芸能成就
学問
財福（弁財天の象徴）
家内安全
商売繁盛
必勝祈願
縁結び
恋愛成就
子宝
安産祈願（政子石に由来）
病気平癒
交通安全（宗像三女神の性格）
5. みどころ
鐘楼門（しょうろうもん）
一階が山門、二階が鐘楼という珍しい構造。中国宋代の様式を取り入れた花頭窓が特徴。
曇華殿（どんげでん）
本尊「三世仏坐像」（阿弥陀・釈迦・弥勒）を安置。過去・現在・未来を象徴する仏像で、神奈川県重要文化財。
甘露ノ井
鎌倉十井の一つで、不老長寿の水と伝えられる霊水（現在は飲用不可）。
竹林とやぐら
鎌倉特有の横穴墓「やぐら」が点在し、布袋尊もこの洞窟内に祀られています。
