CHECK POINT③
宝戒寺
1335年(建武2)、新田義貞の鎌倉攻めにより滅んだ北条一族の霊を弔うため、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて執権北条高時旧居跡に建立させたといわれる寺で、建武中興失敗の後も足利氏の庇護を受けていました。本尊は子育経読地蔵として信仰される地蔵菩薩坐像(国の重要文化財)で、鎌倉二十四地蔵尊の第一番とされています。
創建:建武2年(1335年)、後醍醐天皇の命により足利尊氏が建立。
目的:鎌倉幕府滅亡後、北条氏一族(約870名)が自害した霊を弔うため。
場所:北条氏歴代執権邸跡に建てられた寺院。
開山:円観慧鎮(五代国師)。
本尊:子育経読地蔵大菩薩(国指定重要文化財)

アクセス
所在地:神奈川県鎌倉市小町3-5-22
アクセス:JR鎌倉駅東口から徒歩約13分
鶴岡八幡宮から徒歩約3分
拝観情報
拝観時間:9:30~16:30(冬季16:00)
拝観料:大人300円、中学生200円、小学生100円
1. 宝戒寺【毘沙門天】
宝戒寺は鎌倉市小町にある天台宗の寺院で、鎌倉・江の島七福神の一つ「毘沙門天」を祀っています。別名「萩の寺」としても有名で、秋には境内が白萩で埋め尽くされます。
2. 毘沙門天とは
仏教の四天王の一尊で、七福神の一柱。
象徴:武運・勝利・財宝富貴。
宝戒寺の毘沙門天像:本堂内左手に安置され、間近で拝観可能(撮影禁止)
3. 宝戒寺の特徴
提灯で雰囲気がある宝戒寺の本堂が印象的な静かな落ち着いたお寺です。また、一般参拝者は本堂に上がり本尊の子育て経読み延命地蔵様を間近で拝観することができます。
鶴岡八幡宮にも近く境内には四季折々の花が咲き、特に秋には境内一面に白萩(しろはぎ)が咲き、「はぎの寺」としても有名です。

4. ご利益
勝運来福
必勝祈願(戦勝・受験・就職・事業成功)
厄除け
病魔退散
財運
開運
出世運
商売繁盛学業成就
良縁(境内の他仏像と合わせて)
5. みどころ
本堂昇殿参拝
靴を脱いで本堂に上がり、毘沙門天を含む多数の仏像を間近で拝観できる貴重な体験。
萩の寺
秋には白萩が境内を埋め尽くし、鎌倉随一の萩の名所。
聖徳太子堂
建築・工芸の守護神を祀り、毎年1月22日に「太子講」開催。
徳崇大権現堂
北条高時を祀るお堂。5月22日には大般若経転読会。
大聖歓喜天堂
日本最古級の歓喜天像を安置(秘仏)。子宝・夫婦円満のご利益。
文化財
木造地蔵菩薩坐像(国重文)、帝釈天・梵天像(県重文)など。
